ブループリントとは何ですか? ブループリントで何ができますか?
WordPress Playground を使用すると、プラグイン、テーマ、コンテンツ (投稿、ページ、分類、コメント)、設定 (サイト名、ユーザー、パーマリンクなど) などを含む Web サイト全体を作成できます。製品が揃った WooCommerce ストア、記事が掲載された雑誌、複数のユーザーがいる企業ブログなどを生成できます。
ブループリントは、Playground インスタンスを構成するために使用できる JSON
ファイルです。
ブループリントは、ファイルシステムやデータベースの操作といった高度なユースケースをサポートし、作成するインスタンスをきめ細かく制御できます。WordPress テストチームは、6.5 ベータ版リリー スサイクルで Playground を使用し、最新バージョン、複数のテストプラグイン、ダミーデータを読み込むブループリントを作成しています。
簡単な例
ブループリントは次のようになります。
{
"plugins": ["akismet", "gutenberg"],
"steps": [
{
"step": "installTheme",
"themeData": {
"resource": "wordpress.org/themes",
"slug": "twentynineteen"
}
}
],
"siteOptions": {
"blogname": "マイブログ",
"blogdescription": "Just another WordPress site"
},
"constants": {
"WP_DEBUG": true
}
}
上記のブループリントは、Akismet および Gutenberg プラグインと Twenty Nineteen テーマをインストールし、サイト名と説明を設定し、WordPress デバッグ モードを有効にします。
ブループリントの利点
ブループリントは、Playground 経由で WordPress サイトを構築するための貴重なツールです。
- 柔軟性: 開発者はビルドプロセスを細かく調整できます。
- 一貫性: すべての新規サイトが同じ構成で開始されることを保証します。
- 軽量: 保存と転送が容易な小さなテキストファイルです。
- 透明性: ブループリントには、WordPress サイトのスナップショットを作成 するために必要なすべてのコマンドが含まれています。これを読むことで、サイトがどのように構築されているかを理解できます。
- 生産性: 新しい WordPress サイトを手動でセットアップする時間のかかるプロセスを削減します。新しいプロジェクトごとにテーマやプラグインをインストールして設定する代わりに、ブループリントを適用してすべてを 1 つのプロセスで設定します。
- 最新の依存関係: WordPress、特定のプラグイン、またはテーマの最新バージョンを取得します。スナップショットは常に最新の機能とセキュリティ修正を反映した最新の状態になります。
- コラボレーション:
JSON
ファイルは GitHub などのツールで簡単に確認できます。ブループリントをチームや WordPress コミュニティと共有できます。適切に構成された設定を他のユーザーが使用できるようにします。 - 実験と学習: WordPress を初めて使用する方や、さまざまな設定を試してみたい方にとって、ブループリントは、ライブサイトを「壊す」ことなく、新しい設定を安全かつ簡単に試す方法を提供します。
- WordPress.org との統合: WordPress プラグインディレクトリで プラグインのデモ を提供するか、Theme Trac チケット でプレビューを提供します。
- 開発環境の構築: チームに新しく参加した開発者は、ブループリントをダウンロードし、仮想的な
wp up
コマンドを実行するだけで、必要なものがすべて揃った最新の開発環境を入手できます。CI/CD プロセス全体で同じブループリントを再利用できます。
その他のリソース
ブループリントの(無限の)可能性について詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
- WordPress Playground 入門
- WordPress Playground ブロック を使用して、事前設定された WordPress サイトをウェブサイトに埋め込みます。
- ブループリントの例
- ブループリントで構築されたデモとアプリ